2021年02月05日
反省の日々
昨年６月に移住し、文字通り畑違いの世界に飛び込んだ私たちだが、地域の方々のご理解・ご協力により、約５６アールの農地を確保、11月には初年度計画である全１１棟のビニールハウスが完成した。
そして順次畑づくりを行った後、ワサビ苗を定植、最終的に合計約16,000本の苗を植え付けることが出来た。地域の方々には農地だけでなく、トラクター等の農業機械、時には労働力まで提供していただいた。私たち３人の力だけでは到底ここまで来られなかっただろう。
その後順調に進んでいた初めてのワサビ栽培だが、次第に農業の厳しさを思い知らされる。雑草との闘いだ。効率性を追い求めるあまりに除草作業を疎かにした結果、急速に雑草が生長、気付けばワサビを抑えてあたり一面に生い茂ってしまったのだ。
様々な対処方法を検討したものの、最終的には手作業で地道に雑草を抜くこととなり、かなりの時間を費やした。 「失敗してからがスタートだ。」・・・師匠の言葉を胸に、今一度足元を見つめ直し、真摯に農業に向き合う。そして、生産性の高い、持続可能な農業モデルの実現に向けて試行錯誤を続けていく。
