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畑だより
ワサビの調製

収穫作業

バンカーズの挑戦

苗の定植からおよそ半年が過ぎた5月上旬、私たちは、いよいよハウスで育てたワサビの初収穫を迎えた。ワサビと言えば、摺り下ろして薬味にする根茎(芋)部分がイメージされがちだが、私たちの育てる畑ワサビでは、主に茎を収穫し、練りワサビ等の加工原料として出荷される。

ところが、この収穫作業は極めて重労働だ。初めに鍬(くわ)等で株ごと堀上げ、続いて葉を切り落とす。そして株元で繋がった茎をそれぞれ分解し、最後に白根を取り除く。こうして茎のみの状態に調製されるが、ここまで全てが手作業で行われるのだ。そのため、全11棟のハウスで栽培するワサビを全て収穫し終えるのに、早くても2ヶ月かかる見通しだ。

 地域の人々に支えられながら、ようやく収穫まで辿り着くことが出来た。しかし、これは決してゴールではなく、ようやくスタートラインに立ったところだ。  農業経営をビジネスとして成立させるためには、既存のやり方では課題が多いが、言い換えれば、まだ伸びしろがあるということ。試行錯誤しながら、そこに挑戦していくことが、私たちの使命である。