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豊かな里山の暮らし

　中国山地の中腹に位置する岩国市錦町は、豊かな森と湧き水に恵まれた、肥沃な大地が自慢。中でも宇佐郷向峠地区は、里山として開墾された歴史が浅いこと、太古に起きた地殻変動が特異であることなどから、里の暮らしと手付かずの自然との距離が大変近い環境にある。

向峠集落には約５０戸の世帯があり、標高４００ｍの冷涼な気候を生かして、わさびの他に稲作（食用米、酒米）や玉ねぎの栽培、畜産も行われている。また、岩国市の無形民俗文化財にも指定される「向峠神楽」が有名で、地元住民だけでなく、市外にもファンが多い。

自然豊かな風景が広がる一方、中国自動車が集落の目の前を走っており、六日市ＩＣ（島根県）まで車で１５分と交通アクセスにさほど不便は感じない。
夏は川やキャンプ場、冬はスキー場に気軽に行くことができ、近隣に温泉もあることから、四季を通じてレジャーが楽しめる。

これまでとは違った住環境でも、地域の皆さんのサポートもあって社員３名は不自由なく生活している。地域の行事にも積極的に関与することで、農業だけでなく、日々の生活を通じて見えてくる地域課題の解決に尽力していく。