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畑だより
わさびの花

花ワサビ

バンカーズの挑戦

 ワサビも春には花を咲かせる。花言葉は「目覚め」と言われ、白く可憐な花だ。ビニールハウス内で栽培するものは露地栽培のものより少し早く、1月下旬頃から花が咲き始め、私たちはこの花が咲く直前のつぼみを収穫し、食用として出荷する。

ワサビといえば、その根茎部分を摺り下ろし、薬味として利用されるイメージが一般的だが、葉や茎そして花も食べられるのである。

花ワサビは、春の訪れを告げる食材として、主に関西方面の高級料亭等で重宝され、天ぷらやおひたしの他、料理の飾りとしても利用されている。ワサビ特有の鼻に抜ける爽快な辛みと、シャキシャキとした食感が特徴だ。

私たちにとって、記念すべき初めての収穫物であるこの花ワサビ、実は最初に販売を始めたのは、ここ錦町と言われている。

かつて山口県は全国有数のワサビ産地で、中でも岩国市錦町では盛んに栽培されていた。しかしながら近年では、生産者の高齢化や担い手不足により、急速に生産量を落としている。 私たちの取組で、かつての産地を再び「目覚め」させるべく、3人の新たな挑戦は続く。