私たちが育てるワサビはハウス栽培が中心だが、一部は山林でも栽培している。山林での露地栽培では種が採れるため、自ら種を採り、苗を育てることで、苗の安定的な供給体 […]
5月中旬に始めたワサビの収穫作業は8月初旬まで続き、実に2カ月半を要した。想定では7月初旬に終える予定だった。 ワサビ収穫における標準的な作業時間は、10㌃ […]
初めての収穫と出荷を経験した私たちは、作業の大変さ以外にも様々な課題を見つけた。 第一に、現状のような加工原料としての販売だけでは、収益性が低い。確かに、加工 […]
堀上げ後、茎だけの状態に調製されたワサビは、最後に洗浄され、販売先に出荷される。その後、工場で再度洗浄、殺菌、切断等の加工が行われ、練りワサビ等の原料になる。 […]
ワサビの収穫が進む頃、地域ではちょうど田植えの最盛期を迎える。ここ錦町宇佐郷向峠では、肥沃な大地と昼夜の寒暖差によって、高品質な米が出来るそうだ。そして、この田 […]
冬から春にかけて芽吹くワサビの新芽のことを地元では「ガニ芽」と呼び、漬物やおひたしにして食卓に並ぶ。優れた風味と食感に加え、栽培適地が限られることから、希少価値 […]
ワサビも春には花を咲かせる。花言葉は「目覚め」と言われ、白く可憐な花だ。ビニールハウス内で栽培するものは露地栽培のものより少し早く、1月下旬頃から花 […]
私たちは露地でもワサビを栽培することにした。と言ってもワサビは日陰と冷涼な気候を好むため、山の奥深くである。 露地栽培に取組む最大の理由は、産地復活のため。ワサ […]
向峠に移住して半年が過ぎ、いよいよ初めての冬を迎えた。年末にかけて大寒波襲来と聞き、ビニールハウスが雪で潰れないよう、慌てて内部に支柱を立て、補強した。豪雪地 […]
農業未経験の私たちには、師匠の梅川仁樹さんという強力な味方がいる。向峠集落でわさび栽培を始めて35年のベテランである同氏は、わさびの産地化促進と新規就農者支援 […]